DXという言葉はやっぱりバズワードになってしまっていて、デジタル活用という残念な理解の人も多い気がします。デジタル活用は必須という意味合いは分かります。ただ、一番難しいのはデジタル活用ではないんですよね。エンタープライズアーキテクチャの視点で変わらなければいけないことの方がむしろ大事です。手段と目的とは昔からよく言ったもんで、デジタルの導入が目的になっている企業はまず間違った方向に進んでいると思っていいでしょう。あくまでも企業が生き残るためのビジネスを将来的にどう展開していくかが入口で、そのために必要なデジタル化は何か?という思考ステップでないと間違います。世の中にくだらないPOCやシステムを導入したけど使い物にならないみたいなケースが散見されるのは、真剣に将来のビジネスを考えていない証拠かと思います。
DX関連の書籍はけっこう使えないものが多いのですが、久しぶりに読み応えというか綺麗な整理がされている本を見つけたのでご紹介です。
P152のサーベイのところは、もうちょっと勉強させて欲しいなぁ~。